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  • 執筆者の写真matukuboshinsuke

加治木町K 様邸 ソーラーサーキットの家

重厚な二重の瓦屋根でどっしりとした存在感を放つK様邸は、高さのある平屋の一戸建て。

床、壁、天井に県産のスギがふんだんに使われ、温もりと開放感に包まれる住まいだ。

中に入ってまず驚かされるのは、一枚板の上がり框と畳敷きの玄関。

できるだけ広く、と奥様がこだわった部分の一つだ。

「人が来たときに、上から見下ろさないよう、こうしてちゃんと同じ目線で応対したいですよね。」と畳に座りながら話す奥様。

玄関先で済むちょっとした用事のお客様も気持ちよく過ごし、気持ちよく帰ってもらえるようにという想いから畳を採用したのだそう。

見上げると、芸術的な織り上げ天井が気品を漂わせ、玄関というより一つの部屋のような寛ぎ感がある。

そんなK様邸でいちばん重視されていたのがバリアフリー。

「車椅子を使うようになっても暮らしやすいように」と、段差を作らなかったのはもちろんのこと、出入り口や通路は広く取り、とくに寝室入口は入りやすいよう角度も工夫。

畳の間は、立ったり座ったりが楽にできるように腰の沈まない高さに。

珍しかったのがトイレで、両開きの親子ドアを採用しているのに加え、便座にかさを足して、畳の間と同じく、立つ、座るが楽にできるよう工夫がほどこされている。

職人の知恵と技が叶えた純和風SCの家。

K様邸は、家の外側をすっぽりと断熱在で覆い、さらに壁内の通気を季節に合わせて計画的に通すことで、夏涼しく冬温かい快適空間を保つソーラーサーキット(SC)の家。

最初に基礎、屋根、壁を断熱材で覆うので、化粧材の多い純和風の住宅でSCを取り入れるのは一般的に不可能と考えられていた。

そんななかで、当社では素材の比重などを独自に研究し、できないと言われていた純和風のSCの家を実現。

全国でも珍しい例として注目。

SCの性能は、住まいに入った瞬間にわかる。

従来の家だと、残暑の厳しい季節のかんかん照りの昼間、戸を締め切っていた住まいに入れば、ムッとした熱気を感じる。

SCの家は、サラっとした木陰のような空気感。

また、「断熱効果が高いので、冬でも床がひんやりしないんです。1つの冷暖房機器で、全館快適に保てるのもいいですね。」と奥様。

SCの家ではさらに、シロアリの頭よりも小さいステンレスメッシュでシロアリの侵入を防ぐ ターミメッシュフォームシステムを取り入れているのも特徴。

シロアリ予防の薬剤を一切使わずに済み、家族が健康に安心して暮らせる住まいを実現しています。

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